私が考える終活とは?

“終活とは人生の終焉を考えることを通じて、今をよりよく自分らしく生きる活動のこと”

(『一般社団法人 終活カウンセラー協会』が掲げる定義)

 

終活というと、どうしても「葬儀」や「墓」「相続」といった終焉の部分のみがクローズアップされ、今の自分にはまだまだ関係のないことと見向きもしない方が多いです。

 

人生の終焉に向けて準備をするということは、今の自分の考えや現状がわかるということです。逝く側・残される側、そのどちらの立場になってもトラブルなく事が運ぶよう少しずつでも準備をしておくのが肝要です。

一方、一度しかない人生を心残りなく過ごすのも、また大事なこと。終焉に向けて準備万端に整え、自分の人生を精一杯生ききることができるならこれ以上はないと思えます。終活はそういうベストな状態へ、より近づくための活動ではないでしょうか。

 

 年齢に関係なく終活を通して人生の棚卸をすることにより、リスタートやその後の人生が前向きになっていくきっかけになれば、そういう想いで終活を推進しています。

 

なぜ2つの資格を取得したのか?

自分で用意する会葬礼状“こころの置き手紙”を発案し、リサーチをしているときに“終活カウンセラー”という資格を知りました。これから自分も含めて、終活を必要とする人がたくさん出てくるだろうと感じ、自分が取り組む“こころの置き手紙”とも関係していることから、まずは初級資格を取得。さらに知識にプラスして、人に伝えるスキルを学ぶべく上級資格取得に取り組みました。

 

 エンディングノートは、“終活”への入口となる大切なツールなので、書きこむ項目についても学びたいと思い、書き方講師の資格を取得しました。学びながら、エンディングノートは人生の棚卸し作業の部分がポイントで、迷いながら生きている人たちにも有効なものだと実感。以降、“人生を振り返り、そこから何かを見つける”ことにも重きを置き、講座を開講しています。